〜現代人は砂糖を摂りすぎている〜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
精製された砂糖は人間に必要な栄養素であるたんぱく質もビタミンやミネラル類もゼロに近い無意味なカロリーだけの食品です。
こここ20年間の砂糖の消費量は、国民一人当たり、年間15kgから30kgへと倍増し、私たちの健康を蝕む食品として「甘い麻薬」と呼ばれ、最も減らしたい商品の一つとなっています。 食品に含まれる砂糖の量
■心と体に及ぼす悪影響 砂糖を取りすぎると、どのような害を人体に及ぼすのでしょうか。
●精神錯乱や死亡の例も 1.2.8は、だいたいの人が知っていることですが、3.4.5は炭酸飲料、果実飲料、乳性飲料など砂糖を多く含むソフトドリンクを大量に飲む青少年に著しく見られる傾向です。 行動過敏症は、暴力的で、すぐにキレル子供たちの予備軍といわれ、健康の問題とともに、大きな社会問題となっています。また、ペットボトルでソフトドリンクをガブ飲みしていた子供が突然、昏睡状態になったり、時には死亡する例や、行動過敏症の範囲を超えて、精神錯乱状態になる例もあり、砂糖の摂り過ぎは、もう限界にまできているといえるでしょう。 ■砂糖公害から身を守るために 砂糖は姿かたちを変え、あらゆる食品の中にはいっています。市販のカレールー、インスタント食品、漬物など、家庭料理の煮物などに使われる砂糖よりはるかに多い砂糖が添加されています。例えばカレールーの甘口、辛口、中辛は単に砂糖の量の違いです。とにかく甘くない食品にも砂糖はたっぷり入っているのです。 では、どうすればいいのでしょうか。
■インシュリンは治療薬ではありません インシュリンは、膵臓から分泌されるホルモンであって、体内の糖の消費を促進し血糖を減少させる、働きをするものです。インシュリンの発見者であるバンティング博士も開発された薬のついて「これは治療薬ではなく、一時的な緩和剤にしかすぎません。糖尿病をなくす方法はただ一つ、砂糖の大量摂取を止めること」と言明しています。 ■江戸時代にもあった砂糖亡国論 日本で最初に「砂糖有害説」を唱えた人は、江戸時代の儒学者「中井履軒」という人で「文禄以来、短命で終わる者多しは、砂糖の到来のためなり。宮中に砂糖を入れ、下民これに倣うが如きは、言語道断。砂糖は薬として少量用うるに有効にして、一般に用うれば、その有害おそるべし」と言っています。 ◎心理学的にも、過食症になる人や甘いものが止められない人は、不安感・依存感が強く寂しがりやと分析されている。それだけ精神と食べ物の関係は深い。ある少年鑑別所での実験の結果、砂糖を減らした少年の受ける懲役処分の回数が45%の減少した。家庭内暴力を繰り返す少年の食事から甘いものを除いた結果10日後にはまるで別人となった。そして、またもとの食事に戻すと、元の手のつけられない少年に戻ってしまった。という報告があります。 |