知っているようで知らないリンパの話
夏なのに冷えたり、何をやっても便秘が治らない、ダイエットしたのにむくみが取れないまた、なかなか良くならない肩こり、腰痛などリンパ液の流れが悪いことが原因かもしれません。今までの治療でよくならなかった方はぜひ一度リンパマッサージをお試し下さい。
リンパマッサージはゆっくり、やさしく
リンパ管は皮膚の下約1mmのところにあります。また、筋肉のコリを取ることではないので、力を入れる必要はありません。
力をいれずに、手を滑らせるようにします、オイルやジェルなどを使うと良いです。
リンパの流れ
通常リンパ液は筋肉の動きによって流れています。長時間同じ姿勢をしていたり、筋肉が硬くなっている、締め付ける下着を着ていたりすると、リンパ液が流れません。従って、筋肉マッサージと併用して行うと、効果は倍増します。
リンパの流れが悪くなると
余分な水分や老廃物の除去と、細菌への防御と免疫作用、そして脂肪の吸収がうまくできなくなります。
リンパは血液や細胞に栄養を送る役割もあるため顔面ではむくみ以外にも、皮膚の新陳代謝の低下からクマができたり、解毒作用の低下により吹き出物やニキビになることも。
脂肪が吸収されないので、腹部のたるみや足首の贅肉にも。
むくみの放置は肥満へと続いてしまいます。
排泄機能
老廃物、死んだ細胞、タンパク質、糖質、脂肪、乳酸、化学物質、細菌、ウィルス、過剰水分などを運ぶ。
免疫機能
異物や細菌・ウィルスをリンパ節(リンパ球)がチェックし破壊する。
リンパは2種類:浅リンパ・全体の70% 深リンパ・全体の30%
リンパ浮腫
乳ガン、子宮ガン、前立腺ガンなどでリンパ節を切除した後に発生することが多い。
リンパ液が停滞すると、リンパ液に含まれるタンパク質がコロイド浸透圧の関係で、水分をひきつけるのでリンパ浮腫となる。
浮腫が始まると、水分をどんどんひきつけ、排出されず、更にタンパク質と水分がたまると言う悪循環になる。また、部分的に体温が低下し、代謝を下げることにより、中性脂肪を溜め込みやすくなる。それがセルライトの原因。リンパ浮腫が慢性化すると皮膚が肥厚して固くなり、像皮病になる。
リンパ節
リンパ管の途中にあり、リンパが運ぶ物を濾過し異物を処理する。処理する時にリンパ節炎(腫れて痛くなる)を引き起こす。免疫の主役であるリンパ球を産出。全身に600ヶ所ある。
ガンはリンパ節を通じて転移していく。
リンパ節は、リンパ液の逆流を防ぐ弁。
積極的にリンパの流れを促しましょう
リンパは風邪を引いた時に腫れるだけではなく、体の老廃物を排泄するという大事な働きがあります。
化学物質の体内への侵入は防ぎようがありません。リンパを積極的に流すことで、体内の蓄積が少しでも防げます。
自分でもできる簡単なマッサージで様々な不調が驚くほど解消できる、それがリンパマッサージです。
この度、リンパセラピスト養成講師の資格も取得致しました。
リンパマッサージに興味のある方はご連絡下さい。
一緒に勉強しましょう。